過敏性腸症候群で10年以上何をしても治らなかった方が治った理由
過敏性腸症候群は一般的に治りづらいとされている症状の一つです。
薬を飲んだり、食事に気をつけたりしても改善が見られず、10年以上も悩む方が少なくありません。
当院に来院されたSさんも、過敏性腸症候群を発症して以来、20年以上も悩まされた患者さんの一人です。
Sさんが過敏性腸症候群に悩み始めたのは、小学3年生の頃からだと言います。
「お腹が張って授業中に集中できなくなったり、便秘などの症状に悩まされてきました」
病院に通ったところ、過敏性腸症候群の診断を受けました。
その後、20年以上にわたって、症状が治ることはありませんでした。
Sさんは薬を飲んで治療を続けるだけでなく、自分でも食事に気をつけ、色々な対策を試しました。
病院だけでなく、整体やカイロプラクティックなど、様々な治療を試したと言います。
「何をしても治らないし、症状を抱えたまま、なんとか過ごしてきました」
ところが出産をきっかけに、症状が悪化してしまいます。
産後は仕事と育児のストレスも重なり、お通じが週に1回になり、ガスが溜まりやすくなり、生活により支障をきたすようになってしまいました。
「些細なことで子どもを怒ってしまったり、感情的になってしまってました。自分ではコントロールが利かなくなってたんです」
「どうしてもっと優しくしてあげられないんだろう。落ち着いて接してあげたいのにって自己嫌悪に陥って、ますますストレスが溜まって悪循環になっていました」
Sさんは医療系の仕事をされていたこともあり、体のことには詳しく、食事も自分の体に合ったものを徹底されていました。
それでも症状は良くならず、悪化してしまっていたのです。
「すごく状態が悪く、ガスが溜まりやすいので、どうにか良くならないかと追い詰められていました」
「このままだと自分だけでなく、子どもにも良くないと思うと、なんとか治さないといけないと感じてました」
Sさんはこれまでとは違うアプローチを求め、治療を探し始めました。
その結果、Sさんは当院のホームページを見たことから、来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、お体の問題点が分かりました。
Sさんの首の骨格のバランスが崩れていたことで自律神経が乱れ、内臓の働きに問題が起きていました。
腸の働きは主に自律神経によって調整されていますが、その神経は脳から背骨を通って全身に伸びているため、首のバランスに大きく影響されます。
Sさんは首の慢性的なこりやだるさに悩まされていて、度々首を振ったり回したりしていました。
首は繊細な関節なので、その動きの繰り返しで首のバランスを崩してしまっていました。
内臓が疲れてる方は循環が悪くなって、首や肩がこったり痛くなりがちです。
また、首がしんどい人ほど首を振りたくなったり、回したくなります。
そして首のバランスが崩れ、自律神経が乱れて、また内臓の働きがおかしくなると、悪循環に陥ってしまいます。
当院では、Sさんの首のバランスを整え、内臓の働きを活発にする治療を行いました。
治療と並行して、Sさんには普段の生活で、首のバランスが崩れないように気をつけてもらいました。
具体的な方法としては、首がしんどい時はバンザイの伸びや、後ろで手を組み胸を張る体操をしてもらい、首を振ったり回したりするのをやめて貰いました。
当院での治療が進むにつれて、Sさんのお体の状態は改善していきました。
お通じが毎日出るようになり、ガスが溜まりやすいことに悩まされることもなくなっていきます。
首の状態が良くなることで、神経が安定し内臓が正常に働き、内臓の状態が良くなることで、循環が改善され首や肩のこりが解消されていく。
過敏性腸症候群が改善されたことで、Sさん本人だけでなく、家族にも良い影響がありました。
「今は叱らないといけない時は怒ったり叱ったりするけど、衝動的に怒ることもなくなりました。子どもと楽しく過ごせています」
Sさんが良い状態を保てていることを確認し、当院の治療を終了しました。
今は過敏性腸症候群に悩まされず、ご家族と元気に過ごされていることだと思います。
過敏性腸症候群が10年以上も治らない時に考えられる原因とは
過敏性腸症候群で長年治らずに悩む方はとても多くいます。
病院で処方された薬を飲むだけでなく、食事に気をつけたり、乳酸菌やサプリメントを飲んだりと、良くするために色々な対策を取られているのにもかかわらず、どうして治らないのでしょうか?
そのような方に多く見られるのが、首のバランスの崩れからくる、自律神経の乱れです。
過敏性腸症候群の方は、内臓の状態が悪くなることで、循環が悪くなり、首や肩のひどいこりに悩まされがちです。
ですが、しんどいからと首を振ったり回したりすると、よりバランスが崩れて、神経が乱れる原因になってしまいます。
首がしんどい時は、首自体を動かすよりも姿勢を良くしたり、間接的な体操することが、悪化を防ぎつつ、首のだるさに効果的です。
バンザイの伸びや、後ろで手を組み肩甲骨を寄せる体操をしたりして、首は自然な動きだけで、だるくても振ったり回したりは避けてください。
これだけでも神経が安定し、症状の緩和に繋がります。
また、自律神経や内臓の状態が良くなるほど、首や肩のだるさも感じにくくなり、自然と振りたい欲求も減っていくことが多いです。
過敏性腸症候群は10年以上治らずに悩んでいる方も多い症状ですが、根本的な原因が取り除ければ、けっして治らない症状ではありません。
色々試して良くならず不安に感じているかもしれませんが、諦めないでください。
当院での過敏性腸症候群の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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