逆流性食道炎で何を食べたらいいか悩んでいる方への3つのポイント
逆流性食道炎は病院で処方された薬を飲んでも治らなかったり、一時的には良くなったと思っても再発してしまうといった、治らずに悩んでいる方の少なくない症状です。
特に食事については、
・なにが良くて何が良くないかが分かりづらい
・毎回胃腸にやさしい食事メニューを考えるのが難しい
・好きなものをずっとガマンしないといけないのか?
といった悩みを持つ方が多くいます。
Nさんもまた、日頃の食生活によって逆流性食道炎に悩まされた患者さんです。
Nさんは40代半ばの男性です。
好きなおかずを一品ずつ取っていく食堂のオーナーをされています。
食堂の経営では、売れ残った商品は廃棄処分することになります。
廃棄処分を減らすためにも、Nさんは売れ残りを自分の夕食代わりにしていました。
特に食べることの多かったのが、残った揚げ物です。
仕事終わり、疲れとストレスの溜まった状態のNさんは、夜遅くの晩酌と食事がストレス発散になっていました。
そんな日々が続いたある日、Nさんはひどい胸焼けに悩まされるようになります。
胸のつかえや酷い肩や背中のこりも出始めるようにもなりました。
病院で診察を受けたところ、逆流性食道炎と診断されます。
Nさんは処方された薬を飲みますが、なかなか良くなりません。
処方された薬以外に、市販薬を試したりもしましたが、根本的な改善は見られませんでした。
体重もかなり増えてしまいます。
血液検査では肝機能や中性脂肪の数値に引っかかってしまい、体の問題は目に見えないところにも表れていました。
(前みたいに普通に食事がしたいなあ)
逆流性食道炎が出始めたことで、不快な症状に悩まされるだけでなく、好きだった食事も思うように楽しめなくなってしまいます。
(胸焼けや胸のつかえがなくなってほしい)
(胃を気にせずにコーヒーとかアルコールとか、炭酸を飲みたい)
Nさんはホームページで色々と治療法を探した結果、当院に来院を決めました。
逆流性食道炎の症状が出始めてから、二年もの月日が流れていました。
問診や検査をして分かったのは、胃腸を始めとした内臓が疲労してしまっていたこと。
そして日々の食事が、胃腸に大きな負担をかけていたことです。
当院の治療では、働きの低下した内臓を活発に動くように調整します。
その上で、日々の食事について、どのようなものが良いのか、避けた方が良い食事内容などについても、お伝えしました。
Nさんの食事のケースでは、野菜な果物の比率を増やしてもらいました。
連日の夜の脂ものを減らしてもらったことや、晩酌に休肝日を作ってもらいました。
逆流性食道炎は良くしたい。
でも、残り物を食べて廃棄食品のロスを減らしたい。
仕事終わりにストレス発散を兼ねて晩酌をしたい。
そんな葛藤もあったようです。
ただ、Nさんは不調のためにお仕事のパフォーマンスが低下し、好きなものを思うように食べられないことで、余計にストレスが溜まってしまった状態です。
そのことをお伝えすると、食事内容の改善を決意されました。
治療と食事の改善によって、Nさんの症状はトントン拍子で良くなっていきました。
また胃腸に負担がかからなくなったことで、血流も良くなり、肩や背中のこりといった症状も改善が見られました。
現在もNさんは、元気に食堂の経営を続けられていることでしょう。
これだけは守ってほしい逆流性食道炎の食事ルール
逆流性食道炎でお悩みの方の多くは、日頃の食事により大きな影響を受けています。
ですが、
- ・何が良くて何が悪いのかを判断が難しい
- ・食べることや飲むことが好きで、完全に断つのが難しい
- ・一人暮らしで忙しく、毎日自炊はできない
などの事情のために、上手く問題を解消できずにいる方も少なくありません。
当院では逆流性食道炎で来院された方のほとんどのケースで、食事指導を行っています。
その方の生活習慣や食習慣によってお伝えする内容が変わるものもありますが、大まかに共通してお伝えしているのが次の3点です。
1.脂の多いお肉やフライなどを食べすぎない
お肉やフライを食べることが悪いわけではありません。
ただ、量が多かったり、毎日のように食べていると、胃腸の負担になってしまいます。
2.野菜や果物を積極的に食べる
胃腸を活発にし、胃壁を守ったり、お通じを良くすることで腹圧を下げる効果もあります。
3.お水をしっかり飲む
(1日1.5~2Lを目安に、胃に負担をかけない程度で少しずつ飲む量を増やしてください)
コーヒーやお茶ではなく、お水をしっかり飲むことで、疲労した胃腸の回復を助けることができます。
逆流性食道炎を改善するのに、普段の食事は重要な要素です。
ですが、多くの方が情報が多すぎて、自分に合った食事のポイントが分からず悩み続けています。
今回の3つのポイントは、大半の方に共通して言える重要なことです。
できる範囲で取り入れてください。
当院での逆流性食道炎の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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