逆流性食道炎で食べられない時には、どうしたら良い?
逆流性食道炎は一般的に治りづらいとされている症状の一つです。
長年薬を飲んでも良くならず、胃痛や胃もたれといった症状のために、食事を普通に食べたいと思いながらも、食べられずに悩んでいる方が多くいます。
当院に来院されたIさんも、逆流性食道炎で食事が食べられないと悩んだ患者さんの一人です。
Iさんは20代後半の男性で、普段は公務員として忙しく働かれています。
Iさんが逆流性食道炎に悩み始めたのは、12年も前のことだと言います。
それから長い年月、不快な症状に悩まされ続けることになります。
胃痛や胃の張り、吐き気、げっぷ、喉のつかえなど、様々な不快な症状に悩まされます。
病院で胃食道逆流症、慢性胃炎と診断され、治療を受けますが良くなりません。
その後もIさんは消化器科に受診して薬を飲み続けますが、1年ほど前から症状が悪化してしまいます。
常にげっぷ、ムカムカとした感覚に悩まされるようになってしまいます。
薬の量は増え、毎日5種類ほどの胃薬を飲むようになっていました。
「もう随分と長く、食事がまともに食べられていません」
「最近は気持ち悪くて目が覚めてしまい、2~3時間しか寝れない日も多いです」
Iさんの体調は悪くなり、日々の生活に大きな影響を及ぼしていました。
「週末は出かけることもできず、家でぐったりしていました。とにかく体がしんどくて動けなかったんです」
「奥さんが心配して思わずマッサージをしてくれるほど、ぐったりしていたんですが、不安にさせて申し訳ないな、という気持ちで一杯でした」
お腹いっぱいご飯が食べたい。
一日中、元気に過ごしたい。
奥さんを心配させずに一緒に出かけたり、楽しい時間を過ごしたい。
Iさんは逆流性食道炎を治すために色々と治療院を探した結果、当院のHPを見て来院することを決めます。
当院で問診や検査をした結果、Iさんのお体の問題点が分かりました。
大きく3つの問題がありました。
姿勢が悪く胃を圧迫し、自律神経を乱していたこと。
仕事内容がクレーム対応などもあって、ストレスが溜まりやすかったこと。
そして、食事が思うように取れないために、胃腸がますます弱っていたこと。
これらの問題が逆流性食道炎を引き起こしていました。
当院の治療では、骨格のバランスを整え自律神経、内臓の調子を整えました。
またストレスによる体の影響を取り除いていきます。
治療と並行して、Iさんには食事について指導も行いました。
Iさんは食べると気持ちが悪くなるため、すごく小食になっていました。
食事内容もゼリーや栄養補助食品といった手軽に食べられるものが中心になっており、必要な食物繊維なども取れていない状態でした。
そのため、お通じが2,3日に1回しか出ておらず、腹圧が高くなって胃を圧迫していました。
また胃や腸の働きが低下してしまっていました。
当院で治療を行い、Iさんご自身でも、お伝えした食事内容をしっかりと実践されました。
その結果、胃腸の働きが戻っていき、お通じがしっかり出るようになって、症状がどんどんと改善に向かいはじめました。
「食事が楽しめるようになったし、奥さんも安心できたみたいで良かったです」
Iさんは元気が戻ってきて、休みの日には奥さんと出かけたり、外食もできるようになりました。
その後、良い状態が安定したことで、当院の治療を終了しました。
今はお仕事も奥様とのひと時も、胃の不調に悩まされず、元気に過ごされていることだと思います。
逆流性食道炎が治らないとストレスにお悩みの方にしてほしい考え方
逆流性食道炎で思うように食べられないと悩む方はとても多いです。
食事をすると気持ち悪くなったり、症状が悪化してしまう。
そのため、食べたいものも食べられずにガマンしている。
せめて普通の食事を当たり前に食べられるようになりたい、と切実に悩んでいる方がたくさんいます。
そのような方に多く見られるのが、ゼリーや栄養補助食品(カロリーバー)などで、少しでも症状が出さずに、カロリーを取ろうとされるケースです。
これらの食事で胃に負担をかけないという方法も良いのですが、当院では野菜や果物をその方のできる範囲で食べるようにお伝えしています。
というのも、逆流性食道炎にお悩みの方の胃腸は疲労していて、胃が上手く働けず消化が難しくなっていたり、腸が働かず腹圧が上がって胃を圧迫しているケースが多いためです。
野菜や果物を食べることで、食物繊維やビタミンなどの栄養素によって胃壁が守られたり、自力でお通じが出せるようになることで、逆流を悪化させる腹圧が低下するといった効果が期待できます。
胃腸を元気にして、お通じを出すには野菜や果物が欠かせません。
とはいえ、胃腸に良いからと無理をして食べても、負担になってしまいますし、食欲が低下してなかなか食べられない方も多いかもしれません。
無理せずご自身の食べられる範囲内で、食べるようにしてみてください。
当院での逆流性食道炎の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
他の逆流性食道炎の改善例はコチラ
・逆流性食道炎とバレット食道によるがん化に恐れた方が抱えていた原因
・薬を飲んでも逆流性食道炎が治らないのは、便秘が関係していた?
・ストレスで逆流性食道炎が治らなかった方の問題は寝る前の習慣だった
・3年間治らなかった逆流性食道炎は、眠りが浅いことが原因だった
・逆流性食道炎で何を食べたらいいか悩んでいる方への3つのポイント
・逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアに悩んだ方の気付けなかった原因は?
・逆流性食道炎で食事が取れない方に実践してほしいポイントとは?
・逆流性食道炎の原因がストレスの方は、対処法が人それぞれ違う?
・逆流性食道炎が治らないのは、胃ではなく首の痛みが原因だった?
・8年間治らなかった逆流性食道炎が良くなった決め手は姿勢改善だった
・逆流性食道炎が胃カメラで異常なしと言われた時の原因と対策とは?
・逆流性食道炎の食事制限をいつまで続ければ良いのか悩んでいる方へ
・逆流性食道炎が治らないと不安に感じている方に考えられる原因とは?
・逆流性食道炎を治らなくさせていたのは、砂糖の取りすぎだった?
・逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアが治らず悩む方に知ってほしいこと
・逆流性食道炎とめまいの原因となる自律神経が乱れる理由とは?
・逆流性食道炎の喉のつかえが、なぜ検査で異常がないのに治らない?
創輝(そうき)鍼灸整骨院
〒558-0003
大阪府 大阪市住吉区 長居3-2-3-1F
受付時間:午前 9:00~13:00
午後16:00~20:00
(定休日:土曜日午後・日曜・祝日)
> 詳しい道順はコチラ