逆流性食道炎と萎縮性胃炎を抱えている方に大切な対策の取り方とは?
逆流性食道炎でお悩みの方は、萎縮性胃炎も抱えていることが少なくありません。
どちらも胃カメラで検査すると、喉や胃の粘膜に炎症や出血といった反応を確認することができます。
また、どちらも薬では改善が見られないケースも多く、長期慢性化しやすい傾向があります。
当院に来院されたWさんも、逆流性食道炎と萎縮性胃炎に悩まされた患者さんの一人です。
Wさんは70代の女性で、普段は主婦として過ごされています。
体調の悪さを感じ始めたのは、当院に来院する一年ほど前からのこと。
口の中がすっぱく、気分が悪くて食べられない日が続きました。
「喉から胃酸がのぼってくる感じがあって、口の中が酸っぱくて気持ち悪かったです」
「それに胃もたれで思うように食べられないことがよくありました」
Wさんが病院を受診し、検査を受けた結果、逆流性食道炎と萎縮性胃炎の診断を受けます。
それからWさんは病院に通い、処方された薬を飲みますが、症状に改善は見られません。
徐々に食事が思うように取れなくなっていき、やがて体重が4キロも落ちてしまいました。
もともと胃はあまり強くなかったWさんですが、2ヶ月前から状態が急に悪化してしまいました。
「胃がずっと痛いし気持ち悪くて、この最近はおかゆと煮魚だけで、それもあまり食べられません」
「食べられないからか、息切れがしてしんどく、家事ができないんです」
思うように食事が取れないことから体力も落ちてしまい、日々の生活だけでなく、Wさんの楽しみも奪ってしまいました。
「友達と外出して一緒に食事がしたいんですけど、もう長らくそれも延期になってます」
Wさんは別の治療法を探しはじめます。
そして、当院のHPを見たことで来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Wさんのお体の問題点が分かりました。
大きく分けると、2つの問題が見つかります。
1つ目はストレスの問題です。
強い、あるいは慢性的なストレスは胃に炎症や出血、胃酸の分泌過多などを引き起こします。
また、自律神経のバランスを乱すことで、胃腸の働きそのものを低下させてしまいます。
Wさんはストレスの影響から慢性的な胃炎が起き、胃腸の働きが低下してしまっていました。
2つ目の問題は、Wさんは便秘がちで、お通じがしっかりと出ていない状態でした。
お通じがしっかりと出し切れていないと、腹圧が上昇してしまい、胃酸が逆流しやすくなってしまいます。
当院の治療では、Wさんの胃腸の働きを活発にする治療をしました。
また、ストレスの影響を取り除く調整を行います。
Wさんご自身には、食べられる範囲でバランスの良い食事を取っていただき、またお水を意識的に飲んでもらいます。
当院の治療を続けると、Wさんの症状は順調に改善していきました。
ひどい胃もたれや、胃酸の逆流症状がなくなっていき、食べられるものが増えていきます。
食事が取れるようになったことで、動ける元気も取り戻されました。
普段の家事などができるようになっただけでなく、久しぶりに外出も楽しめるようになります。
「すごく久しぶりに友達と一緒にお茶をしたりして、楽しい時間を過ごせました」
Wさんは、ご自身の体調の改善を喜ばれていました。
今では胃もたれに悩まされることなく食事を取り、元気に過ごされています。
逆流性食道炎と萎縮性胃炎が治らない方に必要なこととは?
逆流性食道炎にお悩みの方は、萎縮性胃炎を抱えていることが少なくありません。
食道と胃という繋がった場所で、胃酸による炎症や出血といった症状、そして引き起こしている原因にも共通する点が非常に多いです。
また、どちらも症状が長期慢性化しやすい特徴があります。
食事に気をつけたり、病院で処方された薬を飲んでいても改善が見られないという方も少なくありません。
大切なのは、一人ひとり違う、その方の抱えている根本的な原因を取り除くことです。
逆流性食道炎も萎縮性胃炎も、引き起こす原因は多岐にわたります。
・食事(量や内容)
・自律神経の乱れ
・生活習慣の乱れ
・ストレス
・猫背などの姿勢不良
・便秘や肥満などによる腹圧の上昇 など
この他にも原因はあります。
多くの場合、食事内容が原因でないのに、食べるものについて調べていたりなど、良かれと思ってやっていることが、原因にアプローチできていないことが珍しくありません。
また、原因を取り除けていない状態では、せっかく薬を飲んでいても、効果が半減してしまいます。
大切なのは、その方の抱えている、ひとりひとり違う原因をしっかりと取り除くことです。
逆流性食道炎も萎縮性胃炎も、抱えている原因を取り除けられれば、けっして治らない症状ではありません。
薬を飲んでいたり、治療院に通って改善が見られない方も、治るのを諦めないでください。
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