過敏性腸症候群のガス型の高校生が、休まず学校に通えた理由とは?
過敏性腸症候群でお悩みの方は、不安を感じやすかったり、落ち込みやすいといったメンタル面での不調を抱えていることが少なくありません。
そのような方では、もともとの生来的な性格によるケースもありますが、中には腸の状態が悪くなることで、メンタルが不安定になっていることもよくあります。
ご紹介するTさんは、高校生の女の子です。
性格は優しく、気づかいのできるタイプ。
悪く捉えるなら、人に気を使い過ぎてしまい、落ち込みやすい性格でした。
Tさんが過敏性腸症候群の症状に悩み始めたのは、今から二年程まえの話。
便秘型と呼ばれるタイプで、ガスにも悩まされていました。
病院で診断を受け、処方された薬を飲んでも、症状は改善しません。
特にツラかったのが、学校の授業中です。
(ああ、またお腹が痛くなってきた……)
学校の授業中、急にお腹が張りだし、腹痛に悩まされます。
授業中にトイレには行きづらい。
でもお腹がものすごく痛い。
(今トイレに行ったら恥ずかしい……)
(ガスが出ちゃったらどうしよう……)
(臭いって思われたくない……)
(早く、授業終わって……)
椅子に座ったままジッと息を潜め、授業が終わるのを待つTさん。
学校に行っても授業内容はまったく頭に入ってこず、ただただ時間が経つのを耐えることしかできません。
教室に行くのが嫌になっても、おかしくはない体験です。
Tさんは症状がキツいときには、学校を休む日も出始めました。
お腹の調子が悪くなることで、精神的にも不安定になりました。
(学校に行きたいし、友達と遊びたいなあ)
(でも学校に行ったら、また授業中にお腹が痛くなてガスが出てしまったらどうしよう)
(どうして私だけこんな目に遭うんだろう……)
学校に行く時には、市販薬の胃腸薬とガス止め、痛み止めの薬まで飲んで登校していました。
そうでもしないと安心して学校に行けなかったのです。
そうして腹痛やガスの症状に耐える生活が、二年過ぎました。
Tさんは当院のHPを見て、来院することになります。
問診や検査などでお体を調べた結果、問題点が明らかになりました。
細かく言えばいくつかあるのですが、その中でも腸の働きが悪くなっていました。
気になったのは食事の問題。
Tさんはパンや麺類が大好き。
お菓子も毎日食べていて、小麦の摂取量がとても多かったのです。
小麦の食べすぎは腸の詰まりに繋がります。
ある程度までは問題ないため、食べすぎには気を付けてもらいました。
また、お水の飲む量も少なく、こちらも腸の働きを低下させ、便秘の原因になっていました。
食べものや水の問題で、腸がしっかりと働かない。
便がしっかりと出ないことでガスが溜まる。
内臓の働きの低下によって、キツい生理痛を引き起こしたりもしていました。
また、不安感やイライラといった感情の問題は、脳の問題だと捉えられがちですが、腸脳相関といって腸が大いに関係しています。
当院ではTさんの胃腸の状態を活発にする治療をした上で、どのような食事が良いかお伝えしたり、症状についての不安や悩み事を、どのように考えて対処すれば良いかお伝えしました。
Tさんは通院を経て、順調に過敏性腸症候群の症状が改善していきました。
お通じがしっかりと出るようになり、お腹の痛みやガスも気にならなくなります。
休むことなく順調に学校に登校できるようになったTさん。
体の調子も良くなったことで、学校生活にも良い変化が起こります。
ある日、彼女の書いた作文が賞を取りました。
全校生徒の前で校長先生から表彰されることになりました。
学校の先生から、全生徒から視線が集まり、緊張しやすい瞬間。
これまでのTさんだったら、プレッシャーからひどいお腹の痛みに襲われていたはずです。
後日、Tさんから喜びの報告を受けました。
「恥ずかしかったけど、嬉しかった。全然平気になってました」
腸はメンタルにも凄く関係するため、腸を活発に動かしましょう
メンタルの不調というと、ほとんどの方が性格(脳)の問題だと考えます。
たしかに、脳の影響はとても大きなものです。
ですが、中にはもともと性格的にそこまで大崩れしないようなタイプの人が、メンタルを乱しがちになるケースも少なくありません。
そのような方のお体を調べてみると、腸の状態が悪くなっていることがとても多いです。
腸の働きが落ちると、「楽しさ」や「やる気」といった感情を感じにくくなる問題が起きます。
ドーパミンやセロトニンといった「楽しさ」や「やる気」といった感情の素は、主に腸で作られています。
腸の働きが落ちると、ポジティブな感情に作用するホルモンの量が減ってしまいます。
心の問題、性格や考え方、感じ方の癖をないがしろにするわけではありません。
ですが、自分の感情がコントロールできない、急にメンタルが乱れてしまうと悩んでいる方は、一度腸の状態にも目を向けてみてください。
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