過敏性腸症候群のガス型で受験前の方が見落としがちな原因とは?
過敏性腸症候群のガス型は、生活に大きな支障をきたしてしまうことの多い症状です。
特に受験生の場合は、思うように学校に通えなかったり、受験中にお腹のことに気を取られてしまったりすることで、将来の進路に影響を与えてしまうケースも見られます。
当院に来院されたOさんも、過敏性腸症候群のガス型から、志望校に行けるのかと、受験に深く悩んだ患者さんの一人です。
Oさんが過敏性腸症候群に悩み始めたのは、中学二年生の頃。
腹痛やお腹の張り、そしてガス漏れに悩まされるようになります。
特にガス漏れの症状は深刻で、Oさんは教室に入ることができなくなり、通っていた塾にも行けなくなってしまいました。
「人が後ろにいると、臭いと思われないかと心配でした。学校に行きたい気持ちはあるんですけど、どうしても行けなかったです」
Oさんは家族とともに病院を受診したところ、過敏性腸症候群の診断を受けます。
そして処方された薬を飲んでいましたが、改善が見られません。
過敏性腸症候群で学校に行けない日々が続くOさんに、三年生になり、受験の問題も新たに起こり始めました。
「このままだと試験を受けれるかも自信がなかったです、受験に落ちたらどうしようってとても不安でした」
「そもそもいつまで続くんだろうか。ずっとこのまま治らないんだろうかって、良くなるきざしがないのもつらかったです」
Oさんのお母さんも、なかなか改善しない娘さんの状態に心配になります。
「毎日ただ元気でいてくれたら、と思っていたのですが、それがなかなか難しいみたいでした」
「今学校に行けてないことだけじゃなくて、この子の将来が心配でした」
処方された薬だけではなく、サプリメントを飲んだり、調べた食事内容に気をつけてみたりもしますが、改善が見られないまま月日が経ってしまいました。
夏休みが過ぎ、冬休みを目前にした頃。
受験を3ヶ月先に控え、それまで病院の治療を続けてきたOさんとお母さんですが、別の治療を検討します。
そして色々と調べた末に、当院のHPを見たことで、来院を決めました。
高校受験を3ヶ月先に迎えた、緊迫した状況での来院でした。
当院で問診や検査をした結果、Oさんのお体の問題点が分かりました。
食事やストレスといった問題もなかったわけではありませんが、一番問題となっていたのは、骨格のバランスの崩れと悪い姿勢によって、Oさんは自律神経が乱れてしまっていました。
脳から背骨を通って、神経は全身に伸びています。
首の骨格のバランスが崩れていたり、姿勢が悪くなると、神経の通りが悪くなって、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。
普段の姿勢についてお聞きしたところ、スマホの見方がうつむいて長時間見ていたり、座り方が猫背になっているなどの問題点が分かりました。
その結果、腸の働きに異常が起き、お腹の張りやガスといった症状を引き起こしてしまっていました。
当院の治療では、Oさんの首の骨格のバランスを整え、姿勢を改善していきます。
また、普段の姿勢の注意点をお伝えし、特にスマホの見方には注意してもらいました。
当院の治療を重ね、Oさんも普段の姿勢に気をつけられたこともあり、症状は着実に改善されていきます。
「症状が楽になって、少しずつ塾や学校に行けるようになりました」
最後は症状も落ち着いて、Oさんは過敏性腸症候群の症状に悩まされることなく受験でき、志望校に合格できました。
今は新しい高校生活を楽しまれています。
過敏性腸症候群のガス型の方の受験前の注意点
過敏性腸症候群のガス型にお悩みの方は、その症状の特徴から、普通に授業を受けることも難しくなってしまうケースが少なくありません。
そして、他の子と同じように授業を受けられないことから、遅れをとってしまったり、余計なプレッシャーを感じて、ストレスを募らせる方も見られます。
過敏性腸症候群は、病院で処方された薬を飲むだけでなく、サプリメントを購入して飲んでいたり、食事に気をつけていたりと、色々な対策を取っている方が少なくありません。
そして、それだけ色々していても、治らないと悩む方も珍しくない症状です。
結果として、気持ちの問題、メンタルの問題だから、これといった打つ手もなく、心を強く持つしかない、あるいは少しでも穏やかに過ごすしかない、という結論になっていないでしょうか。
そのような方にも、ストレスの問題だけでなく、体にも引き起こす原因を抱えているケースが多く見られます。
胃腸を始めとした内臓は、自律神経が働きをコントロールしています。
その自律神経は、ストレスだけでなく、姿勢や首の骨格のバランスの影響を大きく受けます。
・スマホやタブレットをうつむいて見ている
・受験対策に勉強している姿勢が悪くなっている
知らず知らずのうちの習慣によって、自律神経を乱れやすくしてしまっているかもしれません。
同じようにストレスを感じたとしても、体の状態によって自律神経の乱れ方は変わってきます。
受験を前にして、リラックスを勧められたりしても、難しいかもしれません。
また、症状や受験について、気にしないように言われても、気になってしまうなど、感情のコントロールは対策が難しいものです。
それに比較すれば、勉強中の座り方やスマホ・タブレットの見方に気をつけることは、まだやることが明確で取り組みやすい対策です。
また、意識のしやすさに反して、体への影響は大きく、軽視できません。
過敏性腸症候群を引き起こす原因は、食事やストレス、あるいは姿勢、首の骨格のバランスなど多岐にわたりますが、一つ一つ解決していけば、けっして治らない症状ではありません。
大変に感じる時期ですが、治るのを諦めないでください。
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