過敏性腸症候群で不安が薬で良くならない方に、おススメの対策とは?
過敏性腸症候群を引き起こす主な原因の一つに、ストレスの問題があります。
またうつ状態や不安神経症、パニック障害の併発が多く、メンタルと密接な関係がある症状です。
当院に来院されたSさんも、過敏性腸症候群からくる不安に悩まされた患者さんの一人です。
Sさんは60代の女性です。
症状に悩まされ始めたのは、当院に来院する一年前からのことです。
お通じが出ないのと下痢を繰り返すようになりました。
病院に通院したところ、過敏性腸症候群と診断を受けます。
元々うつの診断も受けていたというSさんは、不安で家にいてても気持ちが常に落ち着かなかったと言います。
夜も不安や心配が襲ってきて、眠れない日々を過ごしていました。
通院や服薬を続けますが、症状に改善は見られません。
ついには不安で外出することもできなくなりました。
「病院で先生から一生付き合うことになるよと言われたのが、すごくショックでした。それに鍼灸院に通ってみたけど治らなかったから、本当に治らないんじゃないかと余計に不安になりました」
それでもSさんは、どこかに治してくれる所はあるはずだと治療院を探しはじめ、当院のHPを見たことから来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Sさんのお体の問題点が分かります。
主な原因は二つありました。
一つ目は姿勢や首といった骨格のバランスが悪くなっていたことで、自律神経が乱れていたこと。
二つ目は、不安などのストレスから自律神経が乱れ、内臓の働きに問題が起き、症状を引き起こしていました。
当院では骨格のバランスを整えたり、自律神経を安定させるような治療を行いました。
その上で、ストレスの発生源を抑えられるよう、考え方についてもお伝えしました。
うつでも治療を受けていたSさん。
気付いたら不安なことが思い浮かび、頭から離れなくなってしまっていたと言います。
「お医者さんでは何もせずゆっくりしなさいと言われていました。でも、時間があって何もしてないと、どんどん考えてしまうんです」
考えすぎてしまうなら、好きなことをやる。
Sさんは手芸の趣味があったことが分かり、それに取り組んでもらうようお伝えしました。
「手を動かしている間は落ち着いて過ごせるようになったし、寝入りも良くなりました」
当院の治療に加え、手芸を続けるようになると、次第に不安に襲われることが減っていきました。
精神的に安定しはじめ、来院時の様子も明るく笑う姿が増えていきます。
「出かけられるようになりました。お腹も落ち着いて、過敏性腸症候群になってから中断してた、公園の散歩にも行けるようになって楽しめるようになりました」
一日中家に篭もっていた日々から、アクティブに動けることが増えていきます。
治療を終えるころにはすっかりお腹の調子が良くなったSさん。
気持ちも落ち着き、できることが増え、毎日を安心して過ごされています。
不安や心配事にいつも悩まされてしまう方へおススメの対策
過敏性腸症候群を悪化させる原因として、ストレスの問題があります。
不安や心配事をつい考え込んでしまうという方は、どうしてもストレスを溜めこみやすくなってしまいます。
また、同じ不安や心配事を何度も繰り返し考えてしまい、自分では止められないという状態に陥る方も多く、『反芻(すう)思考』と呼ばれます。
そのような方には、
・不安や心配事を考えないと意識しすぎない
・好きなことや楽しいことを意識的に考える
・趣味や運動など没頭できることをする
ことがとても効果的です。
というのも、ヒトの脳は同時に複数のことを考えられなくできています。
好きなことや楽しいことを意識的に考える時間を増やすと、結果として不安や心配事を考えてしまう頻度や時間を減らし、ストレスの蓄積を防ぐことに繋がります。
過敏性腸症候群の改善に役立つことはもちろん、不安や心配事に悩まされる時間が減ることで、楽しい時間、穏やかな時間が過ごせることにも繋がります。
ご自身の考え方の癖で悩んでいる方は、ぜひ心がけてみてください。
当院での過敏性腸症候群の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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