過敏性腸症候群で原因不明と悩んでいる方に考えられる原因とは?
過敏性腸症候群は一般的に治りづらいとされている症状の一つです。
薬やサプリメントを飲んだり、食事やストレスに気をつけたりと、様々な対策をとっても改善が見られず、原因不明に悩む方がとても多くいます。
当院に来院されたSさんも過敏性腸症候群の原因が分からず悩んだ患者さんの一人です。
Sさんは中学生の女の子です。
当院に来院される一年前から、便秘と下痢の繰り返しに悩まされ始めました。
特に支障が出たのが、授業中の腹部の不快感です。
「お腹が気になって、ぜんぜん授業に集中できなくなりました」
Sさんはご家族と病院に通ったところ、過敏性腸症候群と診断を受けます。
それからは処方された薬を飲んだり、お母さんも料理のバランスを気をつけたりと、できる限りのことはしていましたが、少しも改善が見られませんでした。
その他にも頭痛や不安感、胃もたれといった症状も出ており、生活に大きな支障をきたしていました。
治らない日々が続くことで、Sさんだけでなく親御さんも、不安になっていました。
「病院で処方された薬はずっと飲んでいますが、一年経っても改善が見られません」
「家庭でのストレスも与えていないはずだし、本人もないと言っています」
「思い当たる原因がなくて、どうしたら治るんだろう?って、先が見えなくなっていました」
このままだと勉強について行けるのか、進学はできるのか?
我が子の将来を心配されていました。
なんとか一刻も早く治したいと、Sさんのお母さんは別の治療法を調べ始めます。
その結果、当院のHPを見たことで、来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Sさんのお体の問題点が分かりました。
過敏性腸症候群を引き起こしていた原因は、姿勢の悪さと首の骨格のバランスの崩れからくる、自律神経の乱れにありました。
あまり知られていませんが、姿勢と自律神経は深く関係しています。*1
姿勢が悪くなったり、首に負担がかかることで、脳から背骨を通っている神経の流れが妨げられてしまい、自律神経を乱してしまいます。
Sさんは丁度症状が出始める一年ほど前のタイミングで、スマホを持ちはじめました。
それ以来、毎日1~2時間は触っていたそうです。
スマホの使用自体は悪いことではないのですが、利用してる姿勢が良くありませんでした。
普段の座り方が猫背になっていただけでなく、寝ながらスマホを見る際には、クッション性のある沈むソファーに体を沈めながら、うつむいて見ていたことで、首に強い負担がかかってしまっていました。
当院の治療ではSさんの姿勢を改善したことと、首のバランスを整えました。
またSさんには、普段の座り方や、スマホの持つ位置を上げたり、うつ伏せ寝ではできるだけ避けるといった首に負担をかけない見方をお伝えしました。
当院で治療を重ね、Sさん本人も普段の姿勢に気を付けてくれたこともあり、症状はどんどんと落ち着いていきました。
回を重ねるごとに便通が落ち着き、授業中も支障なく過ごせるようになっていきました。
良い状態が続いたことで、Sさんの治療は終了しました。
今ではお腹を気にせず学校に通われています。
過敏性腸症候群が原因不明のとき、考えられる根本的な問題とは?
過敏性腸症候群は、主に食事とストレスが原因として考えられています。
そのため、食事の改善やストレス対策に取り組む方が多くいます。
これらの対策はとても重要なのですが、中には少しも状態が良くならず、一体何が原因なのかと深刻に悩まされている方も少なくありません。
思い当たる原因がないために、ますます厳しい食事管理を行ったり、本来感じていないストレスを疑ってしまうなど、疑心暗鬼に陥ってしまう人もいます。
そのような方に考えられる原因が、姿勢の問題からくる自律神経の乱れです。
神経が脳から背骨を通って全身へと伸びているため、姿勢が悪くなると神経伝達が悪くなり、自律神経が乱れる原因になってしまいます。
特に現代はスマホやパソコンの普及などによって、猫背が癖づき、長時間首に強い負担をかけている方が非常に増えています。
自律神経は全身の働きをコントロールしていて、内臓もその内の一つです。
自律神経が乱れることで、腸の働きをうまくコントロールできず、過敏性腸症候群を引き起こしてしまいます。
猫背になっていたり、首の骨格のバランスを崩してしまっている方は、ご自身で普段の姿勢を気を付けることがとても効果的です。
・スマホやタブレットは低い位置で見すぎないよう、少し持ち上げる
・うつ伏せ寝での首を反った状態でのスマホ使用は避ける
姿勢に気を付けるというと、多くの方が無理をして背筋を伸ばしますが、疲れて長続きしないことが多いです。
少しだけスマホの持つ位置を上げる。
悪い姿勢に気づいたら、軽く体操や伸びをする、といったことでも体には大きな良い効果があります。
まずは首に負担をかけないことと、普段の姿勢に気を付けてみてください。
原因不明で治らず悩んでいる方も、諦めないでください。
当院での過敏性腸症候群の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
参考文献
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