過敏性腸症候群ガス型の大学生が改善し、臭いを気にしなくなった理由
過敏性腸症候群のガス型は、一般的に治らずに悩んでいる方の多い症状です。
人と会話するのが怖い、狭い空間にいると強い不安を感じるなど、日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。
大切な大学生活に集中できなくなったり、在学中の就職活動に問題が起きたり、その後の人生にも大きな影響を与えてしまいます。
当院に来院されたMさんも、過敏性腸症候群のガス型に悩まされた患者さんの一人です。
Mさんは大学生の女の子で、過敏性腸症候群を発症したのは、高校生の時のこと。
少しずつお腹の張りを感じていたMさんですが、ある日、周りの男子から、臭いを指摘されます。
年頃の女の子が、異性から臭いと言われてしまう。
これはMさんにとって、非常に大きなショックでした。
「自分では気づかないのに、周りの人から指摘されて衝撃でした」
「家族は大丈夫だと言ってくれてたけど、学校で友達とかクラスメイトは臭いと思ってるんじゃないかと思うと、不安で仕方がなかったです」
Mさんが病院を受診し、検査を受けた結果、過敏性腸症候群のガス型であることが分かります。
「すぐ近くに誰かがいると、その人が臭いと思っていないかが気になってしまって、楽しく会話をする余裕もなくなってしまいました」
Mさんは、病院で処方された薬を飲みますが、改善が見られません。
そのため、他の病院にも2件受診し、食事に気をつけたり、整腸剤やサプリメントを飲んだりもしましたが、やはり改善が見られませんでした。
Mさんは過敏性腸症候群の症状に耐えながら、高校を卒業し、大学生になりました。
「大学生になったら、授業も自分の都合で調整できるし、時間にゆとりもできて、少しは症状もマシになるかと思ってました……」
「なのに良くならないどころか、悪くなっていったんです」
大学生になってまで、どうしてこんなに悪い状態が続くんだろうか。
高校生のときにも臭いを指摘されたMさんですが、大学生になってからも、男の子から指摘されてしまい、強いショックを受けました。
人と接する時に気になってしまい、自然と雰囲気も暗くなってしまいます。
Mさんのご家族も、娘さんのそんな姿を見て、とても心配していました。
「なんとか力になってあげたいんだけど、大きな病院に連れて行っても良くならなかったし、食事も気をつけてるけど良くならなくて、どうしたらいいか分かりません」
「次第に、整体とかの別の治療法を受けた方が良いんじゃないかって考えはじめました」
Mさんたちは、別の治療法を調べはじめ、当院のHPを見たことで、来院することを決めました。
当院で問診や検査をした結果、Mさんのお体の問題点が分かりました。
Mさんは過去に食事については気をつけていたこともあり、極端に悪い問題はありませんでした。
特に症状を引き起こす原因となっていたのは、姿勢の問題です。
首の骨格のバランスが崩れていたこと、猫背が癖づいてしまっていたことで、自律神経の乱れを引き起こしていました。
自律神経は脳から背骨を通って全身へと伸びています。
そのため、あまり一般的には知られていませんが、首の骨格のバランスが崩れたり、悪い姿勢が続いていると、神経の通りが阻害され、乱れてしまう原因になります。
Mさんは高校生ぐらいの時から、悪い姿勢でスマホを見ていたこともあり、首の骨格のバランスが崩れ、猫背になっていました。
当院の治療では、Mさんの首の骨格のバランスを整え、姿勢を改善しました。
また、Mさん自身にも、スマホの見方や、普段の姿勢に気をつけてもらうように指導を行います。
当院の治療を重ねるにつれて、Mさんの症状は徐々に改善していきました。
自然と明るい雰囲気にもなり、周りの人との接し方も、気楽に行えるようになっていきます。
「治療を受けてから、本当に気持ちが楽になりました。今は授業にも集中できています」
今では、過敏性腸症候群の症状に悩まされることもなくなり、大学生活を楽しむことができるようになっています。
過敏性腸症候群のガス型に悩む大学生に多く見られる根本的原因とは?
過敏性腸症候群に悩む大学生は、近年増えてきています。
大学生を対象にした調査では、症状の軽重は別として、2割程度もの大学生が過敏性腸症候群に該当するというデータが出ています。*1
過敏性腸症候群によって引き起こされる腹痛やお腹の張りは、授業に集中できない、人の多いところに行くとお腹が痛くなるなど、大きな支障をきたします。
思うような大学生活が送れず、こんなはずではなかった、とつらい思いをしている学生も少なくありません。
過敏性腸症候群を引き起こす主な原因には、
1.食事の問題
2.睡眠不足などの生活習慣の問題
3.ストレスの問題
4.首の骨格のバランス、姿勢の問題
などが考えられます。
この中で、あまり認識されていないのが首の骨格のバランス、姿勢の問題です。
内臓の働きを主に調整している自律神経は、脳から背骨を通って、全身へと伸びています。
そのため、首の骨格のバランスが崩れたり、悪い姿勢が続くことによって、自律神経が乱されてしまいます。
自律神経のバランスが崩れると、内臓の働きが乱れ、過敏性腸症候群の症状を引き起こしたり、悪化を招きます。
また、姿勢の問題で自律神経を乱してしまうと、ストレスからの影響や、生活習慣の問題からの影響も受けやすくなってしまいます。
大学生になることで、授業の受け方などはある程度の調整が効くようになる一方で、課題が増えたり、ノートパソコンやスマホの使用時間が増えたりして、首への負担が増し、悪い姿勢が続くことも増えがちです。
・スマホやタブレットをうつむいて見ない
・悪い姿勢が続いていたら、伸びの体操をしたり、軽く体を動かす
姿勢による影響は、多くの人が知らない一方で、一度自覚すると、対策を比較的取りやすい原因です。
もし、自分の姿勢が悪くなっていると思ったら、対策を取り始めてみてください。
過敏性腸症候群の原因は一人ひとり違い、その原因を見つけ、取り除いていくことが大切です。
複数の原因を抱えていて、姿勢だけで改善が見られるとは限りませんが、原因を一つ一つ解消していくことができれば、過敏性腸症候群はけっして治らない症状ではありません。
心当たりのある方は、気をつけてみてください。
参考文献
他の過敏性腸症候群の改善例はコチラ
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・これが悪いの? 過敏性腸症候群を引き起こす予想外な生活習慣
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