過敏性腸症候群のガス型が姿勢に影響を受ける理由とは？

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過敏性腸症候群のガス型が姿勢に影響を受ける理由とは？

過敏性腸症候群のガス型は、生活への支障がとても大きな症状です。

学校や職場といった人の多い場所、電車やバスといった密閉された交通機関に乗ることが怖くなり、強いストレスを感じる方が多くいます。

また、症状が改善しないと悩む方も非常に多くみられる症状でもあります。

当院に来院したＩさんも、長年にわたって過敏性腸症候群が治らず悩んだ患者さんの一人です。

Ｉさんは６０代の女性で、普段は主婦として過ごしながら、ボランティア活動をされていたりと、忙しく日々を過ごしています。

そんなＩさんが過敏性腸症候群に悩み始めたのは、当院に来院する８年ほど前のこと。

ひどいお腹の張りに襲われ、便に粘液が混ざったり、強い疲労感やだるさに悩まされるようになってしまいます。

病院を受診したところ、Ｉさんは過敏性腸症候群の診断を受けました。

それから処方された薬を飲んでいましたが、症状に改善が見られません。

何年も治療を続け、他にも整体に通ったりもしましたが、治らない日々を過ごします。

「ボランティア活動をしているんですけど、これまでたびたび過敏性腸症候群の症状で休んでいるので、今後も続ける自信がありませんでした」

「すごく意義のあることだと思っているので、なんとかボランティアを続けたいんです」

ガスによるお腹の張りが気になり、しんどすぎてツラい、体力を取り戻したい、とＩさんは悩みます。

自分でも本やインターネットで対策を調べ、低ＦＯＤＭＡＰ食を実践したりと、良くなるために色々と試しました。

「一番ひどかったときよりは良くなったんですが、それでも治りきらなかったです」

「治療を受けて、自分なりに対策もして、それでも治らなかったので、一体何が原因なのか、どうしたら治るのか、まるで分かりませんでした」

なんとか良くなる方法はないのかと、治療法を探していたＩさんは、当院のＨＰを見たことで来院を決めました。

当院で問診や検査をした結果、Ｉさんのお体の問題点が分かりました。

とくに問題となったのが、悪い姿勢から自律神経の乱れを引き起こしていたことです。

自律神経が乱れることで、腸の働きを低下させていました。

また消化や吸収、排泄がうまく行かなくなることで、疲労や倦怠感を引き起こしてしまいます。

その自律神経の乱れに大きく関わっていたのが、姿勢の問題です。

自律神経は、脳から背骨を通って全身へと伸びています。

そのため、悪い姿勢が癖づいていると、関節のバランスが崩れてしまい、神経の流れが阻害されて、自律神経を乱してしまいます。

その他の問題点に、Ｉさんは甘いものが好きで、砂糖の取る量が多かったり、お水を飲む量が少なく、むくみがちといった問題も分かりました。

当院での治療は、Ｉさんの関節のバランスを整え、姿勢を改善していきました。

また、内臓の働きの調整する施術を行い、自律神経のバランスも整えます。

当院の治療だけでなく、Ｉさん本人にも、普段の姿勢に気をつけていただいたり、甘いものの食べすぎを控えてもらい、普段のお水の飲む量を増やしてもらいます。

当院の治療を続け、Ｉさんにも日々の生活に気をつけていただくと、症状が改善していきました。

良いお通じが出るようになって、お腹の張りが落ち着いていきます。

今ではガスによるお腹の張りや、ひどい倦怠感に襲われたりすることもなく、元気に日々を過ごされるようになりました。

続けたいと思っていたボランティア活動も、継続されています。

状態が安定し、悪化や再発の傾向も見られないことを確認し、Ｉさんの治療を終了しました。

今はお腹を気にせず、ボランティア活動を続けられていることだと思います。

過敏性腸症候群のガス型でお腹が張る方に見られる問題とその対策

悪い姿勢が続くと、自律神経を乱す原因になります

過敏性腸症候群は、一般的に治りづらい症状の一つです。

病院に通い薬を飲んだり、あるいは食事に気をつけたり、サプリメントを飲んだりと、様々な治療や対策をしても、何年も治らないと悩む方が多くいます。

あまり一般的には知られていませんが、実は姿勢も、過敏性腸症候群の原因として大きな影響を与えているものの一つです。

その理由は、姿勢が自律神経と密接に関わっているためです。

胃腸を始めとした内蔵の働きは、主に自律神経がコントロールしています。

首に負担がかかり、姿勢が悪くなると、神経の伝達が阻害され、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。

近年ではスマホやタブレット、ノートパソコンなどの画面を長時間見ていたり、ソファに丸くなって座ることで、悪い姿勢が続き、首に負担をかけている方が多いです。

食べ物に気をつけていたり、ストレス対策をする方は少なくありませんが、普段の姿勢が問題になると気づいている方は、非常に少ないです。

もし、普段の姿勢が良くないと自覚がある方は、極端に悪い姿勢が続かないように気をつけてみてください。

過敏性腸症候群は様々な原因で発症する症状で、一体何が原因で引き起こされているのか、的確に特定するのは容易ではありません。

そのため、いろいろな治療を受けてみたり、対策を取ってみたりしても治らないと悩む方が多くいます。

ですが、一人ひとり違う、その方の原因をしっかりと取り除ければ、けっして治らない症状ではありません。

治らずに悩んでいる方も、諦めないでください。

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