過敏性腸症候群の便秘型のおならが改善したシンプルな理由とは?
過敏性腸症候群の深刻な悩みの一つに、おならの問題があります。
腸内でガスが発生してお腹が張り、おならや体臭として出てしまいます。
学校や職場などで、周囲の人に臭がられてしまうというのは、とても深刻な悩みで、時には不登校などの大きな問題にも発展します。
当院に来院したT君も、過敏性腸症候群によるガスに悩んでいたケースです。
T君は水泳部に所属している高校3年生の男の子です。
過敏性腸症候群に悩まされ始めたのは、二年ほど前のこと。
もともと便秘がちで、三日に一回出るかどうか、といった状態だったT君は、ある日からお腹がパンパンに張るようになりました。
(ものすごくおならがしたい……)
そんな状態が一日の中で何度も起きるようになります。
特に困るのが、学校の教室などの密閉された空間でした。
ガマンしていたらお腹が痛くなり、ガスが出てしまえば、後ろの席のクラスメートに臭いと言われてしまいます。
また、ガス漏れとも呼ばれる、自覚がないにも関わらず、周囲から臭がられてしまう問題もありました。
(また臭いって言われたらどうしよう)
(ガスが漏れてしまった。おなら臭いって気付かれないだろうか)
(またお腹がパンパンになってきた。どうして毎日こんなにお腹が張るんだろう)
思春期のT君にとって、臭いと言われることは傷つき、不安になっても自然な反応です。
T君は病院で受診したところ、過敏性腸症候群のガス型と診断を受けました。
薬を処方されて飲み続けますが、症状に改善が見られません。
処方された薬だけでなく、市販の整腸剤を購入してみたりもしましたが、良くならず、不調が続きました。
(薬も飲んでるし、整腸剤も飲んでるのに、なんで治らないのだろう?)
一体どうすれば治るのか?
お腹が気になって仕方がなく、授業も思うように集中することができません。
何とか治したいと悩み続けたT君は、親御さんに連れられ当院に来院することになります。
問診や検査をした結果、T君のガスの症状はお通じが悪く、便が溜まっていることが一番の原因だと分かりました。
以前からずっと便秘が続いていて、スッキリと出きったことがなかったのです。
当院の治療で、働きの悪くなっていた腸を活発にさせるとともに、普段の食生活について、食事指導を行いました。
もともとお水を飲む習慣がなく、一日に一リットルも水分を摂取していなかったT君。
徐々に飲む量を増やし、野菜や果物といったお通じに良い食事も取り入れていきました。
当院の治療と、本人の努力、ご家族の協力のかいもあり、なかなか出なかったお通じも、毎日しっかりと出しきった感覚があるまでになりました。
そして、お通じが出るようになっていくにつれ、ガスも問題も解消していきました。
T君は周りの目を気にせず過ごせるようになったと、喜んで学校に通っています。
おならに悩む便秘型の過敏性腸症候群の人は、まずはスッキリ出しましょう
過敏性腸症候群のガス型には、発生する原因によってタイプが分かれます。
- 1.便が溜まりガスが出ている
- 2.ストレスや自律神経の乱れで腸の機能に異常が起きている
過敏性腸症候群の便秘型の方は、単純な便が溜まってガスが発生しているケースが多いです。
そのため、お通じをしっかりと出しきることで、改善するケースが少なくありません。
便秘型の方の場合では、便をしっかり出す、根本原因の解消に努めることがが重要です。
ただ、ガス型の方は、お腹の張りやガス漏れが気になってしまい、意識がガスの状態に囚われてしまうことも少なくありません。
・お水をしっかりと飲む
(女性で1.5~2L、男性で2~2.5L)
(*急激に飲む量を増やさず、無理のない範囲で徐々に飲む量を増やしてください)
・野菜や果物を積極的に食べる
・お菓子や加工食品を食べすぎない
といった便秘対策をしっかり実践することで、何らかの改善が見られやすいです。
病院の薬や整腸剤を飲んでも良くならないとお悩みの方には、普段の食事に問題を抱えているケースも少なくありません。
食習慣を始めとした、日頃の生活習慣の影響は、多くの方が思っている以上に大きいです。
もちろん原因が複雑な人もいますが、根本的な原因を考えるとシンプルなことが多いものです。
当院での過敏性腸症候群の治療を知りたい方は、コチラをご覧ください。
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