過敏性腸症候群に睡眠不足が大きな問題になる理由とは?
過敏性腸症候群は、腹痛やお腹の張りを引き起こし、生活に大きな支障をきたすことの多い症状です。
学校や仕事を休まざるを得なくなって、深刻に悩んでいる方も少なくありません。
当院に来院されたEさんも過敏性腸症候群でお腹の張りやガスに悩まされた患者さんの一人です。
Eさんが腹痛やお腹の張り、ガスといった症状にに悩まされ始めたのは、高校生の時から。
病院で診察を受けた結果、過敏性腸症候群の診断を受けます。
思春期だけに情緒不安定になりやすく、ストレスが原因だろうと言われ、Eさんは処方された薬を飲んでいましたが、それからも症状は続き、大学生になった今でも、治らずにいました。
「教室とか電車で、人が後ろにいると焦ってしまって、すごく嫌でした」
人と食事をする際も、お腹やガスのことが気になって、まったく楽しめなかったそうです。
Eさんは体の冷えやキツい生理痛にも悩まされます。
また、いつも不安やイライラを感じていて、体も疲れやすく、倦怠感もあったと言います。
Eさんの大学生活は課題が非常に多く、睡眠時間が短くなり、毎日4時間ぐらいしか寝れていません。
ただ、性格的に忙しいのは苦にならないタイプでした。
「休みの日もゆっくりするのが得意じゃないので、バイトや友達と色々と予定を入れてしまうんです」
ところが、せっかく予定を入れていても、お腹の調子が悪いことから思うようにいかないことが多く、日々の生活に大きな支障をきたしていました。
なんとか治る方法はないかと治療院を探したEさんは、当院のHPを見たことから来院を決めました。
当院で問診や検査をした結果、Eさんのお体の原因が分かります。
Eさんの過敏性腸症候群を引き起こしていたのは、自律神経の乱れが大きな原因になっていました。
自律神経は全身の様々な機能を調整しています。
自律神経が乱れたことで、腸をはじめ、体の冷えや生理痛、慢性的な疲労を招いていました。
そして、その自律神経の乱れを引き起こしていた原因には、日々の睡眠の不足と骨格のバランスの崩れが深く関係していることが分かりました。
以前からソファでスマホを見ていたというEさんは、首に慢性的に負担がかかっていました。
脳から背骨を通って、自律神経は全身へと伸びています。
首に負担がかかることで、神経の通りが悪くなり、自律神経を乱していました。
また、日々の睡眠不足は、自律神経を乱す大きな原因になります。
当院の治療では、Eさんの骨格のバランスを整え、姿勢を良くしていきました。
また、忙しいなかでも、睡眠を極力削らないようにお伝えしました。
「睡眠不足が体に良くないのは、一般的な常識の範囲としては知ってました」
「けど眠くてもなんとかなっているし、それが過敏性腸症候群を引き起こしているとまでは、思ってなかったんです」
Eさん本人は、ストレスが原因だと考えていたようですが、睡眠が不足すると、感情は不安定になり、イライラしたり不安にもなりやすくなります。
Eさんは課題で忙しい時などは、栄養ドリンクを飲みながら、寝不足でも頑張っていましたが、それもやめてもらいました。
当院の治療が進むに連れて、Eさんの症状は改善していきました。
腹痛やお腹の張りといった主症状だけでなく、冷え性や生理痛といった症状も改善されていきました。
体の機能が正常に働きだしたことで、慢性的な疲労や倦怠感も解消されていきます。
今では学校生活、旅行やバイト、友達との食事など楽しんだり、お腹を気にせず電車に乗れるようになっています。
過敏性腸症候群に睡眠不足が深く関係する理由
過敏性腸症候群を引き起こす主な原因には、食事やストレス、自律神経の乱れが関係していると考えられています。
この中で、自律神経については名前を知っていても、ではどうすれば整うのか、どういったところに気をつけたら良いのか、具体的には分からないと悩んでいる方が少なくありません。
自律神経に深く関わっているのが、睡眠です。
人の体は眠っている時、自律神経を整えるだけでなく、日中に働いている神経、筋肉、血管、内蔵など、様々な組織を回復させています。
その睡眠の時間が不足したり、質が低下すると、回復が間に合わなくなって、神経が乱れるだけでなく、気づかないうちに体にダメージが蓄積してしまいます。
忙しかったり、やりたい事や、やるべき事が沢山という事情もあるかと思います。
特に若い方では、体力的に可能で、無理が効いてしまうということもあります。
それでも、過敏性腸症候群の症状に悩んでいる方は、1日に6-8時間の睡眠をできるだけ取るように心がけてください。
過敏性腸症候群は治らずに悩んでいる方がとても多い症状です。
引き起こしている原因も多岐にわたり、本人が思ってもいないところに原因が隠れていることも少なくありません。
ですが、引き起こしている原因をしっかりと取り除ければ、けっして良くならない症状ではありません。
睡眠不足が続いている方は、意識的に睡眠の量や質に気をつけてみてください。
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